火災により店舗を半焼した場合、修繕費や原状回復費用は必要経費になるか:アンシン・マネジメント
アンシン・マネジメント  
アンシン・マネジメント > 資産損失等

火災により店舗を半焼した場合、修繕費や原状回復費用は必要経費になるか


火災により店舗を半焼した場合、修繕費や原状回復費用は必要経費になるかについて

(具体例)

飲食店を経営しています。この度、火災により店舗を半焼しました。受け取った火災保険で修繕をしましたが、この場合、必要経費になる資産損失はいくらになりますか?また、原状回復費用は全額必要経費にしてもよいのでしょうか?

  • 店舗の所得価額        1,000万円
  • 半焼直前の帳簿価額       800万円
  • 半焼直後の時価         400万円
  • 受け取った火災保険金      300万円
  • 原状回復費用           700万円

アドバイス

必要経費になる資産損失は100万円です。また、原状回復費用は、400万円を資本的支出にし、300万円を必要経費にします。

資産損失の計算について

算式は、次のようになります。

資産損失の金額={ 未償却残額−(損失の発生直後のその資産の時価+発生資材の時価)}−保険金等

従って、質問の場合は以下のようになります。

100万円=800万円−(400万円+0円)−300万円

原状回復費用について

支出した費用のうち、被災直前の未償却残額から被災直後の資産の時価を控除した額までは資本的支出とします。

800万円−400万円=400万円

残りは、修繕費として必要経費になります。

700万円−400万円=300万円

メニュー

トップページ
弥生会計ソフトのご案内
経理のアウトソーシング
個人事業者の税金Q&A
介護事業経営情報
助成金・給付金Q&A
相互リンク募集

免責
当サイトで提供している情報の内容に関しましては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 万一当サイトの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当サイトは一切責任を負いかねます。

Copyright (C) 2005-2008 アンシン・マネジメント All Rights Reserved